街を丸ごと作るクレイジーフェス<BOOM TOWN FAIR 2014>

2014-08-26

Boomtown_0

 

 

8月上旬、英ウィンチェスターで開催された<BOOM TOWN FAIR>というフェスに参加してきた。筆者は6月からほぼ毎週ヨーロッパを中心に数々の音楽フェスティバルに潜入取材を行っており、Qetic内でもそのうちのいくつかをレポートしているが、今回ご紹介するのは、その中でも群を抜いて強烈な印象を残してくれた<BOOM TOWN FAIR>。日本での知名度はほぼゼロに等しいが、海外フェスに興味がある早耳な読者の皆さんには是非知っておいて欲しいフェスということで、クレイジーな様子を写真付きでお届け!

フェスのために街を作るところがクレイジー

Boomtown_1

 

そもそもイギリスに住むまでは、この<BOOM TOWN FAIR>というフェスについて存在すら聞いたこともなかったのだが、知り合いになったバンドマンから突然「丸ごと街を作っちゃうフェスがあって、出演するんだけど遊びに来ない?」と誘われ、その存在を知った。「街を丸ごと?」と言われてもイメージがあまり湧かなかったのだが、よくよく調べてみると、「BOOMTOWN」という名の通り、本当に小さな街をフェスのために作ってしまおうというコンセプトで開催されているフェスであった。そのためステージ・エリアも「○○タウン」という風に名付けられており、会場を歩くと本当に小さな街の間を移動しているような感じで、ここでしか味わえないフェスの雰囲気を楽しむことができる。上記のイラストのように本当に街を作っているという表現が正しいのだが、その様子をもっと理解してもらうため、いくつか写真で説明していきたい。

 

Boomtown_2
メインステージ近くにある「OLDTOWN」。このようにいくつかのエリアが「街」という単位で別れており、それぞれにテーマが決められている。

 

 

Boomtown_3
街の入り口にはこんな美女軍団がお出迎え。

 

 

Boomtown_4

奥に進むとたくさんの建物があり、音楽が鳴っている場所やコメディアンがネタを披露している場所などがあり、昔の映画の中に迷い込んでしまったような感覚を覚える。

 

 

Boomtown_5

ここがメインステージ。大きさはそこまで広くないが、出演アーティストもNOFX、The Cat Empirem、The Trojansとジャンルもかなりのカオス具合。

 

 

Boomtown_6

そして会場(街)を歩いているといきなり登場する船。ここは港街がテーマでこの船自体も実はステージ!

 

 

Boomtown_7

さらにこのフェスの楽しいところはそれぞれの会場のテーマに合わせて着飾った観客がたくさんいること。

 

 

Boomtown_8

そしてまた強烈な街に移動。ここは「チャイナタウン」と呼ばれるエリア。欧米人の歪んだアジアのイメージを体現したエリア。何故かゴミ袋を着た人も。

 

 

Boomtown_9

チャイナタウンにはもちろんチャイナ服ガールズがお出迎え。

 

 

Boomtown_10

このエリアを散策していると、任天堂ならぬ「Dubtendo」というDJブースを発見!

 

 

Boomtown_11

夜になるとステージも宮殿のようにライトアップされて幻想的な雰囲気に。

 

 

Boomtown_12

メインステージの演奏が終わっても、夜の街は眠らない。色んな場所で色んなことが同時多発的に起こっている。こうして4日間、街をあげた盛大なお祭りが続く。

想像を絶するクレイジーな観客

そして「街を作ってしまうこと」以外にもう一つクレイジーなのが、何といっても「観客」だ。赤ん坊姿で全力で会場を走り回っているおじさんから、フェイスペインティングのレベルを遥かに超えた変身を遂げている輩から、この日のために自作で衣装を準備した猛者まで、本当に多種多様な観客がそこにいるのがこのフェスの特徴。というわけでその中でも選りすぐりのクレイジーなスナップを一挙ご紹介。

 

Boomtown_13

そのままホラー映画にでも登場できそうなカップル。

 

 

Boomtown_14

会場でもひと際目立っていたこのカップル。お洒落な蝶の衣装は自作とのこと。

 

 

Boomtown_15

コスプレしてもお洒落なのは外国人だから?

 

 

Boomtown_16

でも行き過ぎると真ん中の人のような意味不明な感じに。

 

 

Boomtown_17

時代に口髭を生やすWEBマガジンを読んでいそうな女子も発見。

 

 

Boomtown_18

もはやモチーフが何なのかもよく分からないけど、とにかく観ているだけで楽しい。

 

 

Boomtown_19

取材中に「パパ〜」と突然抱きつかれて振り向くと、奴がいた。

 

 

というわけで、日本では知名度の低い<BOOM TOWN FAIR>というフェスを紹介してみたが、クレイジーな雰囲気を理解してもらえただろうか。イギリスのフェスといえば<グラストンベリー>や<レディング>といった大型フェスを想像する方が多いだろうが、中にはこんなクレイジーなフェスもあって、本気でイギリス人が「ハメを外すところ」を目撃したい方は是非このフェスに参加してみては欲しい。参加アーティストもこれからの新人を多くフックアップしている&ジャンルが多種多様(すぎる)ので、お気に入りのバンドを見つけるのにも最適。とにかく「普通のフェスだともう刺激がない」なんて思っている皆さん、異次元の体験を保証しますので、<BOOM TOWN FAIR>、以後お見知りおきを。

 

公式サイトはこちら!

 

Boomtown_20

 

 

photo by Ai matsuuRa

Qeticより執筆記事を転載

Tag : , ,

RELATED