We Are FSTVL2014レポート EAT SLEEP RAVE REPEAT!

2014-06-03

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音楽フェスの本場イギリスから、英国フェス事情を発信していくシリーズ第2弾。今回は、ロンドンから東に電車で1時間程度のUpminsterで開かれた<We Are FSTVL>をレポート。今後参加を検討しているフェスファンのためにフェスの様子や詳細情報をお届け!

 

 

Report:We Are FSTVL 2014

2014.05.24(土)– 25(日)アップミンスター, イギリス

<We Are FSTVL>って?

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5月24日(土)、25日(日)の2日間にわたり、ロンドン郊外アップミンスターで開催された<We Are FSTVL 2014>。ロンドン市内からのアクセスもよく、主要ターミナル駅から往復バスが出ている他、電車(オーバーグランド)でも簡単にアクセスできる都市型のダンスミュージックフェスティバル。昨年から始まったフェスで、まだまだ知名度は高くないが、ロンドンのレコード屋などではフライヤーが多く置いてあり、雰囲気の良さや開催時期的にもこれからに期待が持てそうな中規模フェス。今年のヘッドライナーはリッチー・ホゥティン(Day1)とファットボーイ・スリム(Day2)。

 

天気予報では50年に一度の嵐!?

「イギリス=雨」という認識は間違いではないが、日本のようにまとまって激しい雨が降ったりすることは少ない(でも微妙な天気は続く)というのが正直なところであるが、先週のロンドンは一味違った。天気予報では「50年に1度の嵐」という予報が出され、週の半ばには雷を伴う激しい雨が降った。そんなわけで開催すら心配していた<We Are FSTVL 2014>だったが、蓋をあけてみれば、土曜に数時間雨が降った程度で、日曜は一切雨も降らず、絶好のフェス日和となった。

 

当日まで発表されないタイムテーブル

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早速会場をレポート! していきたいのだが、一つだけ不満点があったので先に記載しておくことにする。今回の<We Are FSTVL 2014>、なかなかタイムテーブルが発表されず、何時に会場入りしようか困っていた筆者であったが、twitterをのぞいてみると、同じような悩みを抱えている人が多数。「いつタイムテーブル必要だと思う?今でしょ!」と公式アカウントに強い口調で呼びかける人を見つけたときには、流行語を思い出して思わず吹き出してしまったが、結局タイムテーブルは当日の朝に発表された。観客のことを考えるのであれば、早めにタイムテーブルは発表して欲しかったところ。

 

EAT SLEEP RAVE REPEAT!!!

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オフィシャルの発表ではこのフェスのキャパシティは15000人。イギリスのダンスミュージック系のフェスの中では比較的小さめではあるが、大小合わせて9つのステージが用意されていた。とは言うものの、会場入り口から一番遠いステージまで行くのにも10分もかからないという移動ストレスの少なさがこのフェスの特徴の一つ。ただ土曜と日曜では出演アーティストに応じてステージ名が変わるというやや混乱する演出も。ルチアーノがトリを務めるステージは「Luciano&FRIENDS」という日本語に訳すと何だかほんわかしてしまうようなネーミング。メインステージ(2日目)はトリのファットボーイ・スリムにあやかってステージ名は「EAT SLEEP RAVE PREAT」。

 

そんなメインステージで印象に残ったのは、今年春に「I Got U」で全英シングルチャート1位を記録したデューク・デュモン(Duke Dumont)。2日目の夕方(トリの2つ前)ということもあり、多くの観客が集まっており、2014年のアンセムとも言える「I Got U」に酔いしれていた。続いてトリ前を飾ったのはBBC RadioのDJ として有名なアニー・マック(ANNIE MAC)。「流石ラジオDJ!」と言わざるを得ない観客のツボを押さえた選曲で日が沈み始めた会場を一気に温めていく。トリに繋げる前に選んだのはカニエ・ウエストの「Bound 2」のリミックス。この曲での会場中の大熱唱は本フェスのハイライトと言えるだろう。

 

そして満を持して登場したファットボーイ・スリム。「EAT SLEEP RAVE REPEAT」に始まり、「Right Here, Right Now」「Praise You」などのヒット曲のオンパレードで、まさに会場中が狂気乱舞。こちらではよくあるのだが、観客が発煙筒をたき、スタッフが一気に消しに走り出すというシーンが幾度となく繰り返されていた。炎、風船、紙吹雪、花火といったあらゆる演出も相まって、「これぞエンターテインメント」といえる1時間半。最後に打ち上げられた特大の花火はイギリス全土に向けた「フェスシーズン開幕!」の合図のように感じられた。

 

お洒落英ボーイズ&ガールズをスナップ

徐々に温かくなっていきたここロンドン。気候も相まって前回レポートした<The Great Escape Festival>に比べて、お洒落にキメている観客が多かったので、その一部をご紹介! 会場でスナップ&インタビューを実施したところ、今年のトレンドはちょっと大きめの「フラワーヘッドドレス」と派手めの「フェイスペインティング」。あなたも次のフェスでこの2つでキメてみるのはいかが?

 

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<We Are FSTVL 2014>を楽しむ④つのポイント

    1. チケットはeチケットで楽々入場

チケットは2日通しで149ポンド(約26000円)。1日券は77ポンド(約13000円)。公式サイトからチケットを購入すると、電子メールでチケットが添付されてくるので、それを印刷して当日受付で記載されているバーコードを見せるだけで入場できる仕組み。

    1. VIP or General?

全体的に快適なフェスなのでVIP専用ステージに好みのアーティストが出演しない場合は一般チケットでも十分満足できるはず。基本的にどこにいても人が多過ぎると感じることもなく、最寄り駅から会場までのバス運行もスムーズ(行き帰りともにシャトルバスの本数も多い)&飲食やトイレ等でも目立った混雑や混乱もなかった。ただしリストバンドがもらえるのはVIPチケット購入者のみ。一般客はストラップ付きのタイムテーブルだけが渡されるので、リストバンドフェチの方は各日プラス30ポンド程度で、現地でVIPチケットにアップグレードするのもアリ。

    1. キャンプはできないのでクローク活用!

イギリスの天気は変わりやすいので、雨具等は持参していった方が無難。ただしダンスフェスなので、鞄を背負ったまま踊るのは辛い・・・そんなわけでクロークを利用するのがベター。終演後も目立った混雑もないので、雨具等(全面芝or土なので雨の場合は長靴も)を用意した上で、参加したい。

    1. 何とビールが無料!

もちろん無料で全部もらえるというわけではないが、午前中から夕方にかけて、DESPERADOというビールブランド(フェス協賛)が無料でビールを配っている。一応手にスタンプが押され「1杯だけね」と念を押されるが、そこはイギリスクオリティ、ビールサーバーを背負ったスタッフと仲良くなればほぼ永遠にサーブしてくれる優しさを持ち合わせている。

 

次回は今週末に東ロンドンで行われる<Field Day>をレポート予定。乞うご期待!

 

 

photo by Ai matsuuRa

Qeticより執筆記事を転載

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